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二月の展示から4

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「赤白亀甲模様〆切絣銘仙」
すっきりとした亀甲柄の銘仙羽織です。シンプルな柄でありながら、絣括りの種類も多く、柄にするための工程に工夫を要する〆切絣ではないでしょうか。緊張感のある美しい銘仙だと思います。
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二月の展示から3


「乳白地流水模様緯総絣銘仙」
緯総絣(よこそうかすり)は、よこ糸に絣糸、経糸無地の銘仙を呼びます。絣の技法は、括り、摺り込み、板締め、型紙捺染などですが、このやわらかな曲線の銘仙はよこ糸を織り幅の板に巻いて型紙捺染したものでしょう。緯総絣は経糸が無地なためか柄が鮮明さに欠ける傾向がありますが、反面落ち着いた色相が好まれました。この銘仙は技法の特徴と柄がよく合って穏やかな表現となっています。

二月の展示から2

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 「変わり格子〆切絣銘仙」
今回の銘仙は、経糸に〆切絣、緯糸を替えて格子柄を織りだしています。経緯の縞で織りだされた格子柄とは少し違うと感じられるのではないでしょうか。経糸は数種類の地色に染めた糸を括り、縞に割り込んでいるようにも見えますが、もしかしたら部分的に「摺り込み」といわれる技法を使って染めたのかもしれません。この着物は地の目がゆがみ、あまり上出来の仕立てとは言えません。袖の部分を折り、簡単に縫い綴じ、袖丈を詰めてありました。どんな人が身に着けていたのでしょうか。想像が膨らみます。

二月の展示から1


織塾ではお預かりしている和田良子さんの銘仙コレクションから、調査も兼ねて毎月数点展示しています。2月は「〆切」と「緯総」絣の銘仙を5点ほど展示いたしました。
今回の写真は玄関に展示した資料で、「紫地矢羽根模様〆切絣銘仙」と名付けました。銘仙と言えば花柄と共に思い浮かべられるような、典型的な柄ではないでしょうか。
〆切絣とは、絣糸を経糸の一部または全部に用い、緯糸は無地糸を使用し、経絣模様を織り出したもの(『伊勢崎地方における織物語彙』-矢島三郎)です。
この矢羽根模様は矢絣などとも呼ばれ、古くからある模様ですが、この銘仙の場合、青紫に染めた部分と括って防染した部分の長さが同じ一種類の絣糸で作られています。染めた絣糸を解いてそのまま並べれば、大きな緯段絣となるでしょう。経糸を巻くときに、「杢引」と呼ばれる道具を用い、矢羽根柄になるように糸をズラシて巻き、製織します。
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