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明日から織塾企画展「締」開催

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いよいよ明日から織塾展が始まります。前塾長が入院なさって、見守る方のいない初めての展示です。展示資料が語ってくれて、織塾のたたずまいが応援してくれるとはいえ、皆さまに納得していただけるかどうか、心配です。
展示はいくらなんでも春の179点は展示しすぎでしたので、じっくり見ていただく45点といたしました。点数は少ないのですが、紅板締めの赤がさえて、存在感があります。
毎回のことですが、織塾を支えてくださる皆様に心から感謝いたします。信じられないくらい力を貸していただいています。この場を借りて御礼申し上げます。

今日は和田良子さんが、沢山のお客様を連れて織塾に来て下さいました。異国の皆さまには織塾と板締め絣の着物や紅板締めがどのようにうつったでしょうか。
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手作りマイ箸セット他

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二枚の写真は、現在織塾でお預かりしている手作り製品の一部です。箸セットは、ご近所の日本建築棟梁ご夫妻の合作です。箸は床柱用北山杉の端材を用いて、棟梁が一つ一つ手作りしたものです。木の目が優しく、手に持った感触も吸いつくようで、とても使いやすいです。箸の袋は銘仙、お召などのコギレを使い奥様が手作りしています。
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この写真は端切れを使ったコサージュです。銘仙もありますが、ラメ生地や縞、格子などの布も使われています。様々な生地が手に入るのも、桐生ならではかもしれません。ファッションタウン桐生推進協議会、ものづくりの会の方が制作しています。布を使ったコラージュは他にもあるかもしれませんが、是非一度ご覧ください!!!
箸のみは1000円から、マイ箸セット1800円、コラージュ1000円からです。

この渦巻は?!


不可思議な写真と思われるかもしれません。
今回の織塾企画展用に撮影しました。板締めという技法で染められた絣糸のかたまりです。
一本のひもがとぐろのように巻いているように見えるかもしれませんが、かなりの本数です。
絹の紡績糸、おそらく緯糸用でしょう。実際に近くで見ると、薄いブルーの部分は凹み、濃紺の部分は
ふっくらしています。溝が刻まれた板に糸を巻き、複数重ねてしっかりと締め、染織します。溝を掘った部分は染料が浸透し、濃紺に染まり、プレスされた部分は染まらず、地染めの淡いブルーのままです。そして圧迫されて少しへこんでいます。
この糸を使い、十字絣や井桁絣などを織ったのでしょう。
今月末28日から30日まで、「板締め絣と紅板締め」というテーマで企画展を行います。
この糸も展示いたします。
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Author:桐生織塾
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